ボーイングは現地時間7月12日、航空機リース機や投資を手掛ける米BBAMが737-800BCF貨物機を12機追加発注したと発表した。2022年に開設するコスタリカで改修する機体の最初の顧客になる。
737-800BCFは、ボーイングが737-800を旅客機から貨物機へ改修するもので、BCFは「ボーイング・コンバーテッド・フレーター」の略。2018年に就航し、最大23.9トン(5万2800ポンド)の貨物を積み、約3750キロ(2025海里)運航できる。客室部分を転用するメインデッキの貨物スペースには、標準サイズのパレットを11、半分のパレット1つを搭載できる。3月には、50機目の737-800BCFが引き渡された。
BBAMは今回の契約により、コミットメントを含めて31機の737-800BCFを発注済みとなった。同社は1月にも737-800BCFを確定発注6機、オプション6機の最大12機を発注している。
737-800BCFへの改修作業は現在、中国の3カ所で実施しているが、ボーイングはコスタリカに改修施設を2022年に開設すると5月に発表。地元のMRO(整備・修理・分解点検)事業者であるCOOPESAが改修ラインを2本開設する。COOPESAはFAA(米国連邦航空局)とEASA(欧州航空安全庁)の認定事業所で、米国の航空会社や世界各国のリース会社を主要顧客としている。
ボーイングによると、737-800BCFはコミットメントを含めて16社から200機以上受注しているという。
関連リンク
BBAM
Boeing
ボーイング・ジャパン
COOPESA
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