エアライン, ボーイング, 機体 — 2013年7月8日 12:35 JST

アシアナ機、着陸前に失速しゴーアラ試行 米運輸安全委の調査で

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 サンフランシスコ国際空港で7月6日(現地時間、以下同)に起きたアシアナ航空(AAR)のボーイング777-200ER型機(登録番号HL7742)の着陸失敗事故について、米国家運輸安全委員会(NTSB)は7日、着陸前に事故機が失速し、パイロットがゴーアラウンド(着陸復行)を試みていたと発表した。NTSBのデボラ・ハースマン委員長が会見した。

サンフランシスコ空港で大破したアシアナ航空の777(NTSB提供、ほかも同じ)

回収されたフライトレコーダー

 NTSBはフライトレコーダーとボイスレコーダーを回収し、ワシントンDCにあるNTSBの研究所で解析を進めている。

 事故機はサンフランシスコ空港の滑走路28Lに着陸する前に失速し、ゴーアラウンドを試みたとみられる。目標進入速度は137ノットだった。

 解析により、機体後部が滑走路端の護岸に衝突する4秒前に失速警報が鳴り、1.5秒前にゴーアラウンドを試みていたことが判明した。

 同事故では、中国人旅行客の10代女性2人が死亡。1995年就航の777にとって、初の死亡事故になった。

天井が焼け落ちた事故機の前部胴体

酸素マスクが作動した事故機の機内

事故機を調査するNTSBの調査官ら

垂直尾翼を撮影するNTSBの調査官

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National Transportation Safety Board
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