インドの新興航空会社ビスタラ(VSS/UK)は7月8日、羽田発デリー行きUK84便(ボーイング787-9型機、登録記号VT-TSD)を就航させた。週1往復で、同社が日本へ乗り入れるのは初めて。
デリー-羽田線は現地時間7月7日就航。デリー発初便の羽田行きUK83便(787-9、VT-TSD)は7日午前2時53分(定刻午前3時)にデリーのインディラ・ガンジー国際空港を出発し、羽田には同日午後2時24分(同午後2時50分)に到着した。デリー発は水曜、羽田発は翌木曜で、羽田発初便のデリー行きUK84便は定刻の8日午後5時50分に108番スポット(駐機場)から出発し、D滑走路(RWY05)を午後6時10分に離陸した。デリーには同日午後11時35分に到着する見通し。
座席数は3クラス299席で、ビジネスクラス30席、プレミアムエコノミー21席、エコノミークラス248席。デリー発の往復運賃は4万5049ルピー(約6万7700円)から、羽田発の往復は9万99円から。
ビスタラは、印タタ・サンズとシンガポール航空(SIA/SQ)の合弁会社で、出資比率は51対49。2015年1月9日に商業運航を開始した。デリーを拠点に国内線と国際線を運航している。2017年9月には日本航空(JAL/JL、9201)と業務提携を結び、2019年2月からはインド国内線の一部でJALとコードシェア(共同運航)を始めた。
機材はエアバス機が37機のA320と3機のA321neo、ボーイング機が6機の737-800と2機の787-9で、これまでに2500万人以上が利用した。
羽田線は6月16日に就航予定だったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で7月7日に後ろ倒しした。
運航スケジュール
UK83 デリー(03:00)→羽田(14:50)運航日:水
UK84 羽田(17:50)→デリー(23:35)運航日:木
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