日本航空(JAL/JL、9201)は6月21日、新千歳空港の国内線カウンターをリニューアルしたと発表した。自動手荷物預け機の新設やカウンターのデザイン刷新など、空港の利便性を高めた「スマートエアポート」と呼ぶサービスで、羽田空港に続いて2空港目。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、非接触化も進めている。
空港に到着したJALの国内線利用者は、ICカードや搭乗用二次元バーコードを持っていればチェックイン手続きが不要で、保安検査場へ進める。手荷物がある場合は自動手荷物預け機(SBD=Self Baggage Drop)を使い、自分で手荷物タグを貼って預ける。自動チェックイン機のタッチパネルにはセンサーを増設し、画面に直接触れなくても操作できるようにした。
一方、SBDでは預けられない荷物がある場合などはカウンターで対応する。赤ちゃん連れや車いすを利用する人など、係員の手伝いを必要とする人向けの「スマイルサポートカウンター」と呼んでいた施設は、「スペシャル・アシスタンスカウンター」に刷新した。
スマートエアポートの計画は、2019年7月に発表。今年7月に開催が予定されている東京オリンピック・パラリンピックを見据えたもので、羽田では発表翌月の8月から出発ロビーの改修が始まり、2020年12月25日に全面リニューアルした。新千歳の後は、今冬に伊丹と那覇の2空港、2022年春に福岡空港へ展開を予定している。
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日本航空
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