航空会社の機内食を手掛けるティエフケー(TFK、成田市)は、機内食通販「TOKYO FLIGHT KITCHEN」の販路を6月22日から拡大し、ヤフーが運営する「PayPayモール」でも扱いを始める。
機内食を通販で提供するTOKYO FLIGHT KITCHENは、2020年12月31日から成田の地元企業が運営するECサイトで先行販売がスタート。今年4月中旬からは、アマゾンや楽天などでも販売を始めた。
PayPayモールで扱う機内食は、「世界のMain Dish 食べ比べ10種セット」「世界のMain Dish 食べ比べ5種セット」「本場Chef監修 スパイシー Singaporeセット」「Chef厳選 和洋Main Dishセット」「Asian Onigiri & Soup Set」の4種類。このうち、おにぎりとスープをセットにしたAsian Onigiri & Soup Setは、22日から販売する新メニューとなる。
10種セットの場合、楽天では8600円(税込)で販売。牛肉の赤ワイン煮マスタード風味
、チーズとカレーのドリア、ペンネパスタのサーモンクリームソース、フィットチーネパスタのミートソース、すき焼きご飯、鯖味噌煮とご飯、バクテー、ラクサ、シンガポールチキンライス、シーフードフォーファンと、和食や洋食、エスニックとさまざまなメニューをそろえた。冷凍状態で提供し、電子レンジで温めると機内食を楽しめる。
TFKは、1951年に日本初の機内食を手掛けたケータリング会社で、2010年からはシンガポールの上場企業STASのグループ会社。コロナ影響が拡大前の2020年2月時点で、日本航空(JAL/JL、9201)やエールフランス航空(AFR/AF)、シンガポール航空(SIA/SQ)、デルタ航空(DAL/DL)ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)などの機内食を手掛けているが、現在の売上はコロナ前と比べて90%ほど落ち込んでいるという。
TFKの担当者は、「今後も本格的な味をお楽しみいただけるメニューを考案中です」と話していた。
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ティエフケー
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