エアバス, 機体 — 2021年6月19日 18:20 JST

エアバスヘリ、四国航空にH125改良型納入 国内初グラスコックピット

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 エアバス・ヘリコプターズ・ジャパンは6月18日、四国航空に小型ヘリ「H125」のアップグレード機をこのほど納入したと発表した。同型機では国内初となるG500H TXiグラス・コックピット・フライト・ディスプレイ・システムと耐破壊性燃料システム(CRFS)を搭載している。物資輸送や送電線パトロールなど、多目的ヘリとして運用される見込み。

四国航空に引き渡されたH125アップグレード機(エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン提供)

 H125をはじめとするエキュレイユ・ファミリーは、世界で4000機以上国内では85機が運用中。四国航空は現在3機のH125を運用している。今回引き渡された機体は、エアバス・ヘリコプターズ・ジャパンの神戸施設で操縦士訓練を実施後、高松空港へ到着した。

 また、エアバス・ヘリコプターズは、H125の出力向上型の型式証明をEASA(欧州航空安全庁)からこのほど取得しており、サフラン製エンジンArriel 2Dにより、出力を従来と比べて最大10%向上できる。

関連リンク
Airbus Helicopters
エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン

エアバスヘリ、国交省からH160の型式証明取得 ANHが導入(21年5月18日)
海上保安庁、H225スーパーピューマを2機追加発注(21年3月30日)
エアバスヘリ、2020年は289機受注 300機納入(21年2月1日)
警察庁、エアバスヘリ5機発注 更新でH225とH135(20年6月24日)
エアバスヘリ、神戸空港に新格納庫完成 最大40機対応(20年1月11日)