エアライン — 2021年6月11日 19:16 JST

JALやANA、職場接種14日にもスタートへ

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 日本航空(JAL/JL、9201)や全日本空輸(ANA/NH)は、新型コロナウイルスワクチンの職域接種を早ければ6月14日から始める。

職域接種をスタートさせるANAとJAL=21年4月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 JALでは、グループ社員約3万6000人を対象に、羽田空港第1ターミナルの会議室で14日から開始する方向で調整中。1日300人程度接種できる見込みで、当初は国際線に乗務するパイロットや客室乗務員からスタートし、その後は国際線の運航に携わる整備士や地上係員など乗務員以外の職種にも拡大していく見通し。

 ANAでは、グループ社員約4万6500人を対象に、羽田空港内で14日から接種を始める方向で検討中。国際線に従事するパイロットや客室乗務員を優先してスタートさせる見込み。1日当たりの接種者数などは現在検討を進めている。

 航空会社では、パイロットや客室乗務員など現場で運航に携わる職種の多くは勤務スケジュールがすでに決まっており、接種と仕事の調整も開始に向けた課題となっている。

 海外の航空会社では、運航に携わる従業員のワクチン接種をほぼ終えているところもあり、パイロットや客室乗務員だけではなく、整備士や地上係員、ラウンジや保安検査、機内清掃、機内食搭載、貨物搭載、安全確認の担当者なども接種している。

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