日本航空(JAL/JL、9201)は6月10日、6月の国内線を追加減便し、7月も新たに減便すると発表した。期間は6月17日から7月31日までで、6月は50路線837便を追加減便し、7月は81路線6377便を減便する。今回発表分を反映した運航率は6月が61%、7月は76%となり、高需要が見込まれる7月22日から25日までの4連休は86%に上昇する。一方、全日本空輸(ANA/NH)の6月と7月の運航率はいずれも51%となる(関連記事)。
—記事の概要—
・6月追加減便
・7月減便
6月追加減便
6月の追加減便を反映した羽田幹線4路線の運航便数は、札幌(新千歳)線が減便前の1日9-13往復を8-11往復に減便。伊丹線は13-14往復を12-13往復、福岡線は12-13往復を11-12往復、那覇線は9-10往復を8-10往復にそれぞれ減便する。
期間中に1便も運航しない運休路線は1路線で、伊丹-函館線のみ。一部の日が運休となるのは4路線で、札幌(丘珠)-三沢、小松-那覇、広島-札幌(新千歳)、福岡-屋久島の各線が対象になる。
7月減便
7月の減便後の羽田幹線4路線の運航便数は、札幌(新千歳)線が減便前の1日16往復を13-16往復に減便。伊丹線は15往復を12-14.5往復、福岡線は17往復を12-16往復、那覇線は12-12.5往復を10-12.5往復にそれぞれ減便する。
期間中に1便も運航しない運休路線は2路線で、国際線に接続する成田-札幌線と福岡線を運休する。
一部の日が運休となるのは5路線で、成田-伊丹、成田-中部、札幌(丘珠)-三沢、鹿児島-松山、那覇-奄美の各線が対象になる。
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日本航空
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