全日本空輸(ANA/NH)は、長距離国際線用機材ボーイング777-300ER型機の機内をレストランにするイベント「翼のレストランHANEDA」を、6月19日と20日に羽田空港で開催する。3月にスタートしたイベントで、今回の機材は月内に退役するJA779Aを使用する。
*売却先へのフェリーフライトは●。
777-300ERはファースト、ビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーの4クラス構成で、翼のレストランではファーストクラスとビジネスクラスのみ使用。昼の部と夜の部の2部構成で、代金はファーストが4万9800円、ビジネスが2万6800円となる。
昼の部は受付が午前11時までで、サービス体験は午前11時30分から午後2時30分ごろまで。夜の部は受付が午後4時30分までで、サービスは午後5時から午後8時ごろまでとなる。
ANAは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で国際線を大幅に減便しており、777-300ERの経年機を早期退役させる。JA779Aは2007年に引き渡された機体で、サンフランシスコを3月28日発の成田行きNH7便に投入以降は商業運航に使われておらず、5月14日に成田から羽田へフェリーされた。
関連リンク
ANA国内チャーターイベント特集
全日本空輸
ホノルル経由でモハーヴェへ
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翼のレストランHANEDA
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今回の使用予定機材
個室感と開放感を両立したビジネスクラス 写真特集・ANA新仕様777-300ERができるまで(機内編)(15年3月24日)
結婚式も
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退役進むANAの777-300ER
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写真特集・ANA新777-300ER
(1)43インチ4Kモニターと引き戸付き個室ファーストクラス(19年7月13日)
(2)ドア付き個室ビジネスクラス(19年7月15日)
(3)世界最大の個人モニター備える1列10席エコノミー(19年7月17日)
(4)木目調パネルで落ち着いた空間(19年7月19日)