日本航空(JAL/JL、9201)の子会社で観光農園などを手掛けるJAL Agriport(JALアグリポート、成田市)は、新しいプライベート商品「DOLCE PORT CHEESECAKE(ドルチェポートチーズケーキ)」を6月1日に発売した。アグリポートの自社農園で収穫したイチゴを使ったチーズケーキで、JALの客室乗務員も商品開発に携わった。
JALによると、イチゴを使った和菓子や洋菓子などを検討した結果、チーズとの組み合わせの良さでチーズケーキを作ることにし、イチゴのコンフィチュール(ジャム)の果肉感やほどよい甘さにこだわったという。パッケージのデザインは、複数案の中から商品企画に携わった客室乗務員の人気投票で選んだ。
羽田空港第1ターミナルの手荷物検査場通過後の制限エリアにある売店「BLUE SKY」と、検査場前の一般エリアにある「BLUESKY FLIGHT SHOP」で販売。値段は1箱4個入りで1500円(税込)。
JALが出資するアグリポートは観光農園などを手掛け、イチゴは成田空港近くのイチゴ狩りができる自社農園で栽培。機内食やラウンジ名物のビーフカレーなども提供する直営レストラン「DINING PORT 御料鶴(ごりょうかく)」やオンラインストアでイチゴを販売してきた。
同社は成田市内の休農地を活用した体験型農園で、イチゴやサツマイモなどの収穫体験を提供。2018年の創業時は訪日客をメインターゲットにしていたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響後は、家族連れなどが主な客層になり、今年2月から通販も始めた。4月から5月にかけては、ロールケーキ「堂島ロール」を手掛けるモンシェール(大阪市)が、アグリポートが初めて外販したイチゴを使った「堂島ロール いちご入り」を販売した。
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JAL Agriport
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