エアライン — 2021年6月2日 19:13 JST

JAL、シアトル・LA・マニラ増便 6-9月国際線減便は7割超

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 日本航空(JAL/JL、9201)は6月2日、9月までの国際線運航計画を発表した。成田-シアトル線を7月から増便して週4往復運航するほか、9月からは成田-ロサンゼルス線とマニラ線をそれぞれ増便し、成田経由でマニラとロサンゼルス間を毎日接続できるようにする。国際線全路線の計画を今回初めて発表した8月は、計画60路線すべてが減便対象で減便率は75%、9月は今回未発表のウラジオストク線を除いた全59路線が対象で減便率は74%となる。

9月まで国際線の一部を増便するJAL=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 今回の増便や臨時便は、アジアと北米間の移動や、赴任・帰国といった需要に応じるもの。7月から9月にかけて増便する成田-シアトル線は、増便後の運航日が成田発JL68便は月曜と火曜、木曜、土曜、シアトル発JL67便は火曜と水曜、金曜、日曜となる。

 9月に増便する成田-ロサンゼルス線は、増便後は成田発JL62便とロサンゼルス発JL61便ともに週7往復のデイリー運航になる。これに伴い、9月の羽田-ロサンゼルス線は週3往復で便数は変わらないものの運航日が変更となり、羽田発JL16便を水曜と木曜、日曜、ロサンゼルス発JL15便は月曜と木曜、金曜に運航する。

 9月にマニラ発JL746便を増便するする成田-マニラ線は、増便後は週7往復のデイリー運航になる。

 また、定期便を運休中の成田-メルボルン線は、6月から7月に臨時便の成田発メルボルン行きJL8773便を設定。火曜と木曜に運航する。

 8月の成田-ウラジオストク線は全便運休。今回未発表の9月分は決定次第発表する。

 8月から9月の北京、上海、大連、天津、香港、ソウル路線は一部を除き運休。運航するのは成田-大連線(JL829/820)と羽田-広州線(JL87/88)、羽田-香港線(JL29/26)の3路線で、大連線を週4往復、広州線と香港線は成田発着に変更し、広州線を金曜、香港線は水曜と日曜に運航する。3路線は当局の指示で運休する場合があるという。

 JALは、国際線利用者向けに新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の無料補償サービス「JALコロナカバー」を9月30日まで提供している。

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