空港施設(8864)は6月1日、新社長に乘田俊明副社長が昇格する役員人事が内定したと発表した。また、専任の会長職を新設して稲田健也副社長が就任する。29日開催予定の定時株主総会後に就任する。現社長で会長を兼務していた甲斐正彰氏は退任する。
空港施設は日本航空(JAL/JL、9201)と、全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)の大手2社が同率の筆頭株主で、乘田氏はJAL、稲田氏はANA出身。甲斐氏は国土交通省航空局次長や内閣官房総合海洋政策本部事務局長を経て民間に転じ、空港施設の社長には2019年6月に就任した。在任中はIR体制の強化などを進めた。
後任の副社長には、永芳利幸専務と山口勝弘取締役が昇格する。新体制では代表権を会長の稲田氏、社長の乘田氏、副社長の永芳氏、山口氏の4人が持つ。
29日以降の役員体制は下記の通り。(役職・氏名の順で敬称略)
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