日本航空(JAL、9201)は7月1日、成田-ヘルシンキ線を開設した。機材はボーイング787-8型機(186席)で、週7往復のデイリー運航。6月の787の運航再開以来、初の新路線で、JALの787による新路線としては昨年4月の成田-ボストン線、12月の成田-サンディエゴ線に続き3路線目。
ヘルシンキは欧州各都市へ乗り継ぎが便利なことから、ビジネス需要が見込まれる。同じワンワールドに加盟する、フィンエアー(FIN)との接続を考慮したダイヤとなっている。ヘルシンキを乗り継ぎハブとすることで、欧州各都市を最短で結ぶことができる。初便は満席に近い乗客180人と乗員12人を乗せて午前10時25分に成田を出発。同50分に離陸し、ヘルシンキへ向かった。JALの植木義晴社長は「ボストン、サンディエゴ、ヘルシンキの787路線3兄弟を無事就航させることができ、ほっとしている」と述べた。
787の安全面については、「6月はバッテリーに関するトラブルは世界的に一切見られていない。より安全な飛行機になったが、乗客に本当の意味で安心を感じてもらうには、実績を積み重ねる努力をしていく必要がある」と話した。
成田-ヘルシンキ線は、当初2月25日から週4往復で開設し、2013年度上期中にデイリーへ増便する予定だったが、1月に発生した787のバッテリートラブルにより、就航が延期となっていた。
運航スケジュール
JL413 成田(10:30)→ヘルシンキ(14:55)
JL414 ヘルシンキ(17:25)→成田(09:05)
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