関西空港を運営する関西エアポート(KAP)は5月28日、第1ターミナル(T1)改修工事の安全祈願祭と起工式を開いた。2022年秋ごろから2026年にかけて順次運用を開始し、2025年に開かれる大阪万博までには主要機能を稼働させる。
改修工事は「関西国際空港第1ターミナルビルリノベーション工事」と名付けられ、国際線の受け入れ能力拡大やサービス改善を主目的とし、2022年秋ごろに2階の新国内線エリアなどから運用を開始。2023年冬ごろに2階中央の国際線出発エリアなど、2025春ごろに3階の国際線ラウンジと4階の新保安検査場を稼働させて大阪万博に間に合わせる。その後、2026年秋ごろに2階の国際線出発エリア南北にある商業施設の運用を開始し、工事を終える。
T1は1994年の開港以来使用している。改修により、国際線旅客の受け入れ能力をLCC専用の第2ターミナル(T2)と合わせて年間4000万人に拡大する。現在は2階中央にある国内線エリアを国際線に変更するなど、レイアウトを大幅に見直す。
KAPは、大林組(1802)と工事契約を結んだと4月28日に発表。安全祈願祭と起工式には、同社の山谷佳之社長らが出席した。
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関西国際空港
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