エンブラエルは現地時間5月25日、リージョナルジェット機ERJ 145型機の客室を「セミプライベートジェット」仕様にする改修案を発表した。上級クラス用シートに載せ替え、50席ある座席数を半分程度に抑えてゆとりのある客室にする。
セミプライベートジェット仕様は、STC(追加型式設計承認)取得に向けてエンブラエルが開発中。従来1クラス50席で通路の左側1席、右側2席の1列3席だった配列を、ゆとりのあるシートを左右1席ずつレイアウトする仕様に変更し、座席数は16-28席になる。
頭上の手荷物収納棚(オーバーヘッドビン)を取り外すなど、乗客のパーソナルスペースを増やす要望にも応じる。エンブラエルがSTCを取得すれば、すべてのERJ145が改修対象になる。
エンブラエルはリージョナル機や軍用機のほか、「フェノム300」などビジネスジェットも手掛けている。
関連リンク
Embraer
・フェノム300、納入600機到達 エンブラエルのビジネスジェット(21年5月24日)
・スカイウェスト、E175を8機発注 アラスカ便運航(21年5月13日)
・エンブラエル、民間機納入9機 受注残は272機、21年1-3月期(21年4月30日)