羽田空港のターミナルを運営する日本空港ビルデング(9706)は、グループ会社で機内食を手掛けるコスモ企業による「世界の機内食」の新メニューを、27日から羽田空港のオンラインストアで販売する。今回で第2弾となり、ガパオライスなどタイ料理が加わった。現地出身や現地でシェフ経験のある従業員が在籍する強みを生かし、本場の味を再現したという。
世界の機内食は今年3月に発売し、これまでに累計約2000セットを販売。今回は本場のスパイスを効かせたメニューなど、全品を新メニューで構成し、タイのガパオライスやグリーンカレー、モロッコのラムタジン、中華の海鮮炒麺などを揃えた。
商品は3種類で、機内食12食とタルト1個の「世界の機内食+タルトセット」が9000円、機内食6食の「世界の機内食6食セット」が5000円、機内食カレー6食の「本格スパイシー機内食カレーセット」が5550円で、いずれも送料と消費税込み。羽田空港の通販サイト「HANEDA Shopping」で27日正午から販売し、なくなり次第終了する。
12食セットは、和食(豚の角煮と五目御飯)とタイ料理(ガパオライス)、欧風料理(チーズハンバーグとチキンライス)、オリエンタル料理(海鮮炒麺と焼売)の4種類各3食とタルトのセット。6食セットは、和食とタイが2食ずつ、欧風とオリエンタルが1食ずつで、タルトはなし。
本格スパイシー機内食カレーセットは、インディアン(ムルグマカニ)、アラビック(ラムタジン)、タイ(シーフードグリーンカレー)の3種類各2食のセット。
すべて冷凍で、食事の24時間前に冷蔵庫へ移し、冷蔵解凍後に電子レンジで加熱する調理方法を勧めている。
コスモ企業は1952年創業で、国内では数少ない非航空会社系列の独立ケータリング会社。シンガポール航空(SIA/SQ)やキャセイパシフィック航空(CPA/CX)、ニュージーランド航空(ANZ/NZ)、カタール航空(QTR/QR)など、海外の航空会社を中心に羽田と成田で機内食を提供している。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で国際線が大幅に減便・運休となったことから、日本空港ビルの2021年3月期通期連結決算のうち、機内食関連の売上は前期比で9割以上減少している。
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