企業, 空港 — 2021年5月20日 21:53 JST

ハワイ5空港、NECの顔認証検温システム本格稼働 ホノルルやコナなど

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 NEC(日本電気、6701)は5月20日、米ハワイ州の主要5空港で顔認証・映像分析技術とサーマルカメラを組み合わせた渡航者の体表温度スクリーニングシステムの構築を終え、州交通局が運用を始めたと発表した。体温が38度以上の人を検知した際、空港内の監視制御室にいる係員に通知する。

NECがハワイ5空港に納入した顔認証・映像分析技術とサーマルカメラを組み合わせた体表温度スクリーニングシステム(NECの動画から)

 導入したのは、ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港(オアフ島)、エリソン・オニヅカ・コナ国際空港(ハワイ島)、ヒロ国際空港(ハワイ島)、カフルイ空港(マウイ島)、リフエ空港(カウアイ島)の5空港。2020年8月から到着ゲートに設置したサーマルカメラを使い、到着客のスクリーニングを先行実施し、今回は顔認証と映像分析を含めた全システムの運用が始まった。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でハワイ経済が打撃を受ける中、感染症への水際対策として導入した。

関連リンク
NEC

成田空港、顔パス搭乗スタート 7月から本格運用、羽田も(21年4月14日)
顔パス搭乗、羽田でも実証実験 JAL・ANAら4社導入(21年4月23日)
NEC、ハワイ5空港に生体認証の検温システム ホノルルやコナなど(20年7月19日)