ボーイングは、米フェデックスの航空貨物子会社フェデックス・エクスプレス(FDX/FX)に100機目の767-300F貨物機(登録記号N277FE)を引き渡したと現地時間5月14日(日本時間15日)に発表した。同型機を100機保有するのは同社が初めてだという。
フェデックスは、2011年12月に767-300Fを初めて発注。老朽化した旧マクドネル・ダグラスDC-10から改修したMD-10Fや、MD-11F貨物機からの置き換えで、ボーイングは2013年9月4日に初納入した。フェデックスの今年4月末時点の発注数は130機となっている。100号機の後部には、100をモチーフにしたロゴが描かれた。
767-300Fのペイロード(有償搭載量)は最大52.5トンで、航続距離は3255海里(約6028キロ)となっている。4月末時点でキャンセルを含む総受注は233機、引き渡し済みは193機、受注残は39機で、この時点でのフェデックスへの納入数は98機だった。
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