エアライン — 2021年5月13日 14:03 JST

ANA国内線、6月は55%運航 減便93路線9813便

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 全日本空輸(ANA/NH)は5月13日、6月は国内線93路線で9813便を運休・減便すると発表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響前に策定した2020年度計画と比べて運航率は55%で、5割を割り込んだ5月の49%からは6ポイント改善するものの、需要回復には時間が掛かる見込み。

6月の運航率は55%となるANA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 期間は6月1日から30日まで。計画では119路線2万2970便を運航予定だった。羽田発着の主な路線の場合、札幌(新千歳)線は1日16往復の計画に対し、減便後は9往復から12.5往復運航する。同15往復の伊丹線は12-12.5往復に、福岡線は同18往復を12-14往復に、那覇線は同13往復を9-12往復に、それぞれ減便する。

 期間中に1便も運航しない運休路線は15路線。羽田発着は根室中標津線、国際線との接続需要を担う成田発着は札幌、仙台、新潟、中部、那覇の5路線、札幌発着は福島、富山、岡山、那覇の4路線、中部発着は福岡と宮崎の2路線、福岡発着は宮崎線、那覇発着は岩国と熊本の2路線となる。

 一部の日が運休となるのは10路線で、羽田-オホーツク紋別と釧路、 伊丹-福島、神戸-札幌、中部-松山、小松-札幌、広島-札幌、高松-那覇、松山-那覇、福岡-石垣の各線が対象になる。

 ANAによると、5月はゴールデンウイーク期間に運航率が改善したものの、連休明けは当初の見込みを下回ったという。6月も5月と同じような状況が続くとみており、国内線需要の回復には時間が掛かると想定している。

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