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全日本空輸（ANA/NH）と大阪空港交通、大阪メトロ（大阪市高速電気軌道）、大阪シティバス、阪神バスの5社は4月21日、ANA便の利用者向けに伊丹空港のリムジンバス往復乗車券と地下鉄・バスの1日乗車券をセットにした企画乗車券「大阪あおぞらきっぷ」を発売した。
リムジンバス会社などと大阪あおぞらきっぷを販売するANA＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ANAの伊丹到着便の利用者が対象で、伊丹空港から大阪市内へ向かうリムジンバスの往復乗車券に加え、大阪メトロ全線と大阪シティバス全路線の1日乗車券をセットにした。発売額は大人1800円で、通常よりも平日は300円、土日祝日は100円安い。小児運賃の設定はない。
リムジンバスは、伊丹から大阪駅前（梅田駅）行き、なんば駅前/JR難波駅（OCAT）行き、あべの橋駅（天王寺駅）行き、近鉄上本町行きの4路線から選べ、往復で異なる路線も利用できる。大阪メトロと大阪シティバスの1日乗車券の有効区間は、一部路線が対象外となる。
ANAの経路検索サービス「空港アクセスナビ」で大阪あおぞらきっぷを申込後、伊丹空港1階にあるリムジンバスの有人窓口でQRコードを提示すると、往復分のリムジンバス乗車券と1日乗車券がセットで渡される。
航空や鉄道、バス、タクシーなどマイカー以外の異なる交通手段を1つの移動手段として捉える概念は「MaaS（マース：Mobility as a Service）」と呼ばれており、5社はMaaS連携を進めていく。
・ANA、自社の経路検索サービスでマイル付与 MK空港定額タクシーと提携（21年3月30日）
・ANAとKDDIら、愛媛・南予地域でMaaS実証実験 スマホでフリーパス、鉄道・バスかざして乗車（20年10月15日）