2020年4月に運営会社が自己破産した簡易宿泊施設「ファーストキャビン」の羽田ターミナル1店が、4月23日から営業を再開する。
23日は午後7時チェックインから営業を再開。7月20日までは限定プランを設けており、広さ4.2平方メートルの「ファーストクラスキャビン」が5000円、2.5平方メートルの「ビジネスクラスキャビン」が4000円となる。
場所は羽田空港の第1ターミナル1階で、9年前の2012年4月23日にオープンした。
運営会社のファーストキャビン社と関係会社4社は、2020年4月24日に東京地裁へ自己破産を申請。この時点で直営5店舗は営業停止となり、負債総額は約37億円だった。羽田ターミナル1店は直営5店舗には含まれておらず、羽田空港のターミナルを運営する日本空港ビルデング(9706)は同年5月29日に休業を発表していた。
ファーストキャビン社は同年7月16日付で、新日本建物(8893)の100%子会社であるNAP(新宿区)に事業を譲渡。今年1月にNAPはファーストキャビンHDに社名変更した。
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ファーストキャビン
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