全日本空輸(ANA/NH)は4月15日、国際線エコノミークラス機内食の容器をプラスチック製から植物由来の「バガス素材」に8月から順次変更すると発表した。機内で使う使い捨てプラスチック使用量の約3割にあたる年間約317トンを削減できるという。
バガス素材は、サトウキビから砂糖を精製する際に残る茎(くき)や葉を活用したもの。ANAによると、機内物品で最大のプラスチック使用量を占めるのが、機内食のメインディッシュが入った「主菜用容器」だという。
今回の容器以外では、これまでにエコノミークラス用のナイフやフォーク、マドラーを木製に、ストローをバイオプラスチック製に変更したという。
関連リンク
全日本空輸
・ANAの777機内レストラン、夜の部1時間前倒し 「まん延防止」、昼は変更なし(21年4月13日)
・パスポートなしでもファーストクラス堪能 ANA、羽田駐機777で「翼のレストラン」初開催(21年4月1日)
・「求められているのは機内と同じもの」特集・9万食売ったANA機内食通販の舞台裏(21年2月7日)