ニュージーランド航空(ANZ)は現地時間6月25日、来年から導入を予定しているボーイング787-9型機を、成田路線などに投入すると発表した。ANZは787-9のローンチカスタマーで、10機を発注済み。
長距離線は成田と上海、中距離線はパースとホノルル、パペーテの各路線に投入。シートは4種類導入する。
「ビジネス・プレミア」はフルフラットシートで、オフホワイトの高級皮革を使用。形状記憶マットレスと、羽根布団、枕2つが備えられる。
「プレミアムエコノミー」は、米ゾディアック製特注シートで、ビジネスクラスに近いシートを目指した。シートピッチは41インチ(約104cm)で、5インチのアームレスト、レッグレストなどでくつろげるようにした。
「エコノミー・スカイカウチ」は、横一列3座席が平らなソファーになるシートで、同社の長距離国際線用機材である777-300ERで採用されている。また、「スタンダード・エコノミー」は革張りの薄型シートを採用。調整可能なヘッドレストを備えている。
成田-オークランド線は現在、777-200ER(ビジネス26席、プレミアムエコノミー36席、エコノミー242席、計304席)と767-300ER(ビジネス24席、エコノミー206席、計230席)で運航している。
ANZの787-9初号機は、7月にシアトルにあるボーイングの生産ラインを離れる見込み。
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