日本航空(JAL/JL、9201)は4月8日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により国内線を減便すると発表した。14日から28日まで追加減便し、5月6日から31日までも新たに減便する。これにより、4月の運航率は66%、5月は72%になる。
4月14日から28日までの追加減便は9路線33便が対象。羽田-札幌(新千歳)線や鹿児島線、鹿児島-沖永良部線、那覇-宮古線などを減便する。このうち、期間中に6便減便する羽田-札幌線は、21日と27日にJL513/512便、23日にJL517/516便を運休する。
5月6日から31日までの減便は77路線6608便が対象。羽田-札幌線や伊丹線、福岡線、那覇線の幹線4路線はすべて対象となり、国際線との接続便となる成田-札幌線と福岡線の2路線は期間中運休する。また、成田-伊丹線と中部線は日にちにより運休となる。期間中の累計減便数がもっとも多いのは272便の羽田-福岡線で、減便前は1日17往復34便だったが減便後は1日11往復22便から14往復28便の運航になる。
一方、4月1日から5月5日までの期間中に臨時便を約100便運航し、一部便の機材を大型化する。
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