日本時間4月4日午前5時50分ごろ、全日本空輸(ANA/NH)は4月4日、羽田発フランクフルト行きNH203便(ボーイング787-9型機、登録記号JA872A)がロシア上空を飛行中、コックピット内に左側エンジンオイルの油量や圧力の低下を示す表示が出た。このため、NH203便はロシアのシベリア中部にあるクラスノヤルスク空港へ到着地を変更して着陸した。機材を変更し、再出発を予定している。
NH203便は乗客70人(幼児1人含む)を乗せ、羽田を4日午前0時9分に出発し、現地時間4日午前6時32分(日本時間午前8時32分)にクラスノヤルスク空港へ到着した。
代替機材となる787-8(JA822A)は現地で機体を調べる整備士を乗せ、羽田を日本時間4日午後2時1分に離陸。NH9403便としてクラスノヤルスクへ向かっている。
機材変更後のNH203便は、クラスノヤルスクを現地時間4日午後7時30分(日本時間4日午後9時30分)に出発予定。フランクフルトには、定刻より16時間40分遅れとなる現地時間4日午後10時(日本時間5日午前5時)に到着する見通し。
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