スカイマーク(SKY/BC)が昨年4月に取り下げた再上場に向けた手続きを、早ければ2022年春にも再開することが4月3日までにわかった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で旅客需要の大幅減が続く中、今夏の回復状況を見て再上場の時期を判断する。
スカイマークは2015年1月28日に経営破綻し、同年2月27日で上場廃止。民事再生手続きは2016年3月28日に終結し、2019年10月25日に東京証券取引所へ上場申請していたが、新型コロナの影響で需要が大きく冷え込んだことから、2020年4月15日に東証への上場申請を取り下げたと発表した。
今月の運航計画は、羽田-鹿児島線のみ減便対象となり、99%の便を運航する予定。搭乗率も1月は前年同月を38.4ポイント下回る39.5%だったが、2月は18.8ポイント下回ったものの61.8%まで回復しており、2020年10月以来4カ月ぶりに6割を超えた。
新型コロナの感染状況が今後どのように変化するかにもよるものの、7-9月の需要がどの程度回復するかで再上場の時期を決定する。
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スカイマーク
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