仙台空港を運営する仙台国際空港会社は4月2日、空港の運用時間とターミナルの開館時間を7月1日から30分延長し、午後10時までにすると発表した。地元との合意により、運用時間を最大24時間まで延長できるようになったためで、延長後は14時間30分の運用になる。
現在の開館時間は午前6時10分から午後9時30分までで、運用時間が午前7時30分から午後9時30分まで。7月1日からはともに30分延長し、午後10時までにする。
仙台空港の運用時間は、今年2月10日に宮城県と地元の名取市・岩沼市が最大24時間まで延長することで合意。今回はアイベックスエアラインズ(IBEX、IBX/FW)から札幌(新千歳)発仙台行きFW50便の到着時刻を30分後ろ倒しし、午後9時30分に仙台着とする運航計画が示されたことから、運用時間を午後10時までとした。
空港会社によると、今後航空会社から午後10時以降の発着便の申請があれば、運用時間をさらに延長することは可能だという。一方、空港と市内を結ぶ鉄道やバスなど二次交通の問題や、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による旅客需要の冷え込みにより、当面は日付が変わる前までの運用になりそうだ。
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