エアバスは現地時間3月31日、フランスのコルセール(CRL/SS)にA330-900型機を初めて引き渡したと発表した。航空機リース会社アボロンがコルセールにリースする。
コルセールはA330-900を5機導入する計画。3クラス352席で、最大離陸重量を251トンに引き上げた初のA330neoとなる。これにより、最大1万3400km(7200海里)の長距離路線への投入や、ペイロード(可搬重量)を10トン増やせる。飛行時間でみると、17時間を超える路線も運航できる。
A330neoは、従来のA330-200と同サイズのA330-800(標準座席数3クラス220-260席、最大406席)と、A330-300の後継となるA330-900(3クラス260-300席、最大440席)の2機種で構成。ともにA350 XWBの主翼技術を取り入れ、ロールス・ロイス製新型エンジンのトレント7000と空力特性の改善で、1座席あたりの燃費を25%改善した。
コルセールは、A330-900導入前から5機のA330ファミリーを運航している。
・A330-900航続距離延長型、EASA認証取得 最大離陸重量251トン仕様(20年10月11日)
・コルセール、A330-300初号機を受領(12年11月30日)