エアライン — 2021年3月27日 16:00 JST

若者はマイルに何を求めているか JAL、オンラインで意見交換

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 日本航空(JAL/JL、9201)は3月27日、マイルの使い方やマイレージのこれからについて、10-30代の利用者と意見交換するオンラインイベントを開催した。旅好きの人を対象にした自社のコミュニティサイト「trico(トリコ)」の会員を対象に参加者を募り、家の中でマイルが貯まるサービスの提案など、新型コロナウイルスの流行を踏まえた「いま」の意見が多く飛び交った。

JALがtrico会員を対象に開催したオンラインイベント

 ビデオ会議システム「Zoom」を使用したオンラインイベントは、午前と午後に90分ずつ開催。JALのマイルサービス「JALマイレージバンク(JMB)」の運営会社・JALマイレージバンクの若手社員有志で結成したチーム「JAL FA(U)NLEAGE BANK」がプレゼンターとなり進められた。JMBに加入するtricoの会員が午前は14人、午後は12人参加し、フライトやショッピング、旅行などでのマイルの貯め方・使い方など、JMBの若手社員とざっくばらんに意見交換し、交流を深めた。

 午前中は大学生のほか、海外旅行が趣味のミュージシャンや会社員など多種多様な参加者が、マイルの現状と未来について話し合った。参加者からはマイルを活用したサブスクリプション(定額制サービス)や、国内線特典航空券の目的地をシステムが決める「どこかにマイル」での発着地に北海道を追加する案などが出された。

 また、機内でのリモートワークに活用する案や、自宅で楽しむ健康系ゲームへのログインボーナスでマイルを付与する案など新型コロナを念頭に置いた意見や、オンラインサロンの支払いにマイルを充当する案など、若者らしい意見も目立った。

 参加したある会社員は、出張時の移動など業務利用のほか、ショッピングでマイルを活用し「マイルのために生きている」と自己紹介。別の参加者はマイルのうんちくを披露し、JMB社員から「ぜひオペレーターになって」と求められるなど、参加者の“JAL愛”にあふれたイベントとなった。

 新型コロナの感染拡大にともない現在は各国とも渡航制限を設け、海外へ自由に旅行できない現状が続いている。参加者の多くは海外旅行に“飢えている”状態で、コロナ後の海外渡航を楽しみにしている、と話した。

 JALは2019年2月1日に、tricoの前身となる「Discova(ディスカバ)」を開設。オープン1周年を迎えた2020年2月に、名称をtricoに変更した。名前には「トリップコミュニティ」と「サイトのとりこになる」の2つの意味が込められている。

関連リンク
trico(日本航空)
JALマイレージバンク

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