エアバス, エアライン, 機体 — 2013年6月22日 20:12 JST

エアバス、ニュージーランド航空にA320シャークレット初号機を引き渡し

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 エアバスは現地時間6月17日、ニュージーランド航空(ANZ)に燃料消費を改善する翼端の「シャークレット」を装備したA320の同社向け初号機を引き渡したと発表した。

ニュージーランド航空に引き渡されたA320シャークレット装備初号機=13年6月 PHOTO: Sylvain RAMADIER/Airbus

 シャークレットを装備したA320は、2009年11月のドバイ航空ショーでローンチし、ANZが発注第1号のローンチカスタマーだった。ANZは同機を10機受領する予定。

 軽量な複合材で作られたシャークレットは燃料消費を約4%改善するもので、長さ約2.4メートル。従来機で翼端に備えられていたウイングチップ・フェンスに替わるもので、燃料コストを節約するだけではなく、航続距離を約100海里(約185キロメートル)延ばし、ペイロードを最大450キログラム増加させる。A320ファミリーの新造機にオプションで提供され、2015年就航予定のA320neoファミリーでは標準装備となる。

ニュージーランド航空のA320シャークレット装備初号機=13年5月 PHOTO: H. Gousse, em company/Airbus

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