全日本空輸(ANA/NH)を中核とするANAグループは3月18日、英国を本拠地とする航空業界調査・格付け会社SKYTRAX(スカイトラックス)社による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策の格付け「SKYTRAX COVID-19 Airline Safety Rating」で、アジア初の5つ星(5スター)認定を受けたと発表した。
同格付けは、2020年8月にSKYTRAXが始めたもの。空港のチェックイン、搭乗、機内、到着までのサービスの衛生面、ソーシャルディスタンシング、衛生・清潔な環境を維持するための機内空調や清掃の基準など、190以上の調査項目で評価するという。
ANAは新型コロナ対策を「ANA Care Promise(ANAケアプロミス)」と名付け、空港での手続きの自動化や、非接触で搭乗できるよう見直しを進めている。これらの取り組みが高く評価されたという。
5つ星認定は世界4社で、ANAのほかにラトビアのエア・バルティック(BTI/BT)、中東のオマーン・エア(OMA/WY)とカタール航空(QTR/QR)が獲得している。
関連リンク
COVID-19 Airline Safety Rating
SKYTRAX
全日本空輸
・ANA、タッチレスで手荷物預け機操作 羽田で検証実験(20年11月11日)
・ANAとジャムコ、ドア触れずに出られるトイレ試作 非接触で感染防止、羽田ラウンジに展示(20年8月20日)
・お茶はトレーで提供 ANA、新型コロナ対策強化で機内・空港に変化(20年6月6日)
・客室の空気、どうやってきれいに? 500席超ANA 777も3分で換気(20年5月28日)
・ANA、乗客にマスク着用要請 空港や機内「基本的な考え方」策定(20年5月21日)
・カードケースをフェイスシールドに 羽田のANA地上係員が自作(20年4月21日)
・ANA、8年連続5つ星 英スカイトラックス調査(20年3月30日)