エアライン, 解説・コラム — 2021年3月2日 18:55 JST

ANAHD、芝田常務が代表権ある専務 第3ブランド準備部も発足、4月1日付役員人事と組織改正

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 全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は3月2日、4月1日付の新役員人事と組織改正を発表した。グループ経営戦略などを担当する芝田浩二常務が、代表権を持つ専務に昇格する。これまではANAHDで代表権を持つのは片野坂真哉社長のみだったが、芝田氏と2人が持つことになる。

4月1日付で新役員体制発足と組織改正を実施するANAホールディングス=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 組織改正では、グループ経営戦略室内に第3ブランド国際線事業準備部を4月1日付で新設。アジア・リゾート路線を担うエアージャパン(AJX/NQ)を母体とする中距離国際線LCCを「第3ブランド」と位置づけ、2022年度をめどに就航させる。

 役員人事は芝田氏の昇格のほか、グループ財務統括責任者の福澤一郎常務が専務に昇格。担務には、グループ調達が新たに加わる。

 上席執行役員と執行役員は4人ずつ計8人が新任となる。上席執行役員は、ANAで代表権のある専務を務める井上慎一氏が現職とANA X社長を兼務する形で就任するほか、全日空商事社長の志岐隆史氏、ANAセールス(4月1日付でANAあきんどに社名変更)社長とANAの営業センター長を兼務する高橋誠一氏、現在ANAの人事部長を務める直木敬陽氏が就任する。

 執行役員は、グループIT部長に荒牧秀知氏、グループD&I推進部長に種家純氏、グループ経営戦略室事業推進部長に塩見敦与氏、広報・コーポレートブランド推進部長に高柳直明氏が就く。

 6月開催予定の定時株主総会後は、上席執行役員の満倉達彦氏が取締役専務執行役員に就任予定。満倉氏は現在グループ技術部門総括で、4月1日以降の担務はグループIT・グループ人財戦略・グループD&I推進となる。

 4月1日付および6月末の株主総会以降の役員体制は下記の通り(役職、担当業務、氏名の順で敬称略、下線は新担当または改称職務、括弧内は前職)。

*ANAの役員人事と組織改正はこちら


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