エアライン — 2021年2月28日 21:26 JST

HAC、機内誌でJACと初コラボ 整備士が描いたマンガ「空の上の航空教室」

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 札幌の丘珠空港を拠点とする北海道エアシステム(HAC、NTH/JL)は、同じく日本航空(JAL/JL、9201)グループで鹿児島空港が拠点の日本エアコミューター(JAC/JC)と、機内誌のコラボレーション企画を初めて実施する。3月1日から機内に積む「HAC MAGAZINE」3-4月号が最初の企画となる。

HAC MAGAZINE 3-4月号に掲載されるJACの「空の上の航空教室」(HAC提供)

HACのサーブ340B=21年2月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 HACとJACは同型機を運航しており、HAC機の整備をJACが受託。これまでも整備関連では社員交流があったが、同じサイズの機内誌を社員が手作りしているという共通点があったことから、両社で何かできないかと検討してきたという。

 JACの機内誌には、同社整備士の草野文雄さんが描くマンガ「空の上の航空教室」があり、今回のコラボではサーブ340B型機(1クラス36席)のプロペラについて解説した「プロペラと少年の巻」をHAC MAGAZINEに掲載する。

 現在HACはサーブ340Bを2機と、後継機のATR製ATR42-600型機(同48席)が1機のターボプロップ機2機種3機を運航。年内にはATR機への機材更新を終える。JACではサーブが一足早く2019年12月に全機退役しており、ATR機に機材統一している。

 HACでは今後、JACの機内誌に自社の話題を提供する機会を作りたいという。

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北海道エアシステム
日本エアコミューター

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