航空連合のスターアライアンスは現地時間6月18日、エバー航空(EVA)が加盟したと発表した。現在の加盟社数は28社となった。
台湾の桃園国際空港で開催された記念式典で、スターアライアンスのマーク・シュワブ最高経営責任者(CEO)は、「EVAは、加盟に必要なすべての要件を満たし、スターアライアンスの社長会で加盟を満場一致で承認された」と述べた。
アジア・太平洋地域を拠点とする加盟社は現在9社。同地域では航空需要が拡大しており、2012年の成長率は5.2%だった。現在、加盟19社が同地域内の44カ国280空港に、1日あたり4000便以上を運航している。
EVAのオースティン・チェン社長は、「加盟社の一員として、台北のハブを通じて、アジア全域の就航地へ新たな接続手段を提供できる」と語った。
EVAの加盟により、台湾の高雄とインドネシアのスラバヤが、スターアライアンスの新たな就航地として加えられた。また、年間渡航者数が09年の300万人余りから12年に約900万人に達した中国と台湾間の市場でスターアライアンスのプレゼンスが向上するとしている。アジア・太平洋地域のハブ空港は、東京(成田・羽田)、ソウル(仁川)、北京、上海(浦東)、台北(桃園)、深セン、バンコク、シンガポール、オークランドと、計10空港になった。
現在の加盟社はEVAのほか、アドリア航空、エーゲ航空、エアカナダ、中国国際航空、ニュージーランド航空、全日本空輸、アシアナ航空、オーストリア航空、アビアンカ-タカ航空、ブリュッセル航空、コパ航空、クロアチア航空、エジプト航空、エチオピア航空、LOTポーランド航空、ルフトハンザ・ドイツ航空、スカンジナビア航空、深セン航空、シンガポール航空、南アフリカ航空、スイス インターナショナル エアラインズ、TAM航空、TAPポルトガル航空、トルコ航空、タイ国際航空、ユナイテッド航空、USエアウェイズで、計28社。