ボーイングの民間航空機部門のレイモンド・コナー社長は現地時間6月17日、開催中のパリ航空ショーで単/双通路機両市場で新型機を加え、今後の航空機市場の成長に対応していくと表明した。
コナー氏は新型機開発に関して、777Xと787-10Xは概要決定に向けて顧客との話し合いが進んでいると明らかにした。「広胴型機市場での優位性を継続し、さらなる拡大を目指す。777Xや787-10Xはその戦略を押し進める機体だ」と述べた。
単通路機市場では、737 MAXがすでに1300機以上の受注を獲得しており、開発も順調に進んでいるという。
737や777、787で進めている月間生産レートの引き上げも、計画通りに進行していると報告した。
生産レートの引き上げは世界市場の需要増に応えるもので、今後20年間で新造機の需要は3万5000機以上、金額ベースで4兆8000億ドル(約451兆円)と予測。世界の航空機数は現在から倍増すると試算している。
ボーイングは、18日に787-10のローンチを発表している。
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Boeing
ボーイング・ジャパン
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