三菱重工業(7011)の2020年4-12月期(21年3月期第3四半期)連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比96.7%減の33億200万円だった。洋上風力合弁会社の株式譲渡益の計上などが最終黒字につながった。
売上高にあたる「売上収益」は8.9%減の2兆6033億7700万円、本業のもうけを示す「事業利益」は85.7%増の237億2100万円だった。事業利益のうち、開発を凍結しているジェット旅客機「三菱スペースジェット(旧MRJ)」事業での損失は、カナダのボンバルディアからリージョナルジェット機「CRJ」の事業を買収に伴い生じたのれん減損を含めて1031億円となった。
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航空・防衛・宇宙とスペースジェット

4-12月期の純利益が33億円となった三菱重工=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
セグメント別のうち航空・防衛・宇宙は、受注高が