全日本空輸(ANA/NH)は1月26日、2021年度の国際線計画を発表した。3月28日から10月30日までの夏ダイヤ期間中、運航規模は前年同期のおよそ半分となる見込みで、成田-サンフランシスコ線など16路線を運休し、羽田-シドニー線など3路線を減便する。また、大型機のボーイング777型機の早期退役を進め、中型機787の長距離路線への投入を拡大して運航コストを削減する。
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777の早期退役は、2020年10月27日に発表。ANAによると今回の発表で追加退役はなく、3月末までに長距離国際線用の777-300ERを13機、国内線用大型機777-300を2機、777-200/200ERを8機の計23機を退役させ、777を半減させる。
現時点で置き換えを検討しているのは、ロサンゼルス線やサンフランシスコ線。ファーストクラスがある777-300ERを787-9で置き換える見込み。
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全日本空輸
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