エアバスは現地時間1月21日(日本時間22日)、小型機A320neoを中核とするA320ファミリーの生産レートを更新した。現在の月産40機を今年10-12月期(第4四半期)までに45機へ段階的に増産する。これまでは7月から47機に増産する計画だったため、「緩やかな増産になる」(同社)としている。また、民間機市場が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響以前の水準に戻る時期は、2023年から2025年までの間と予測した。
エアバスによると、A320ファミリーの生産レートは7-9月期(第3四半期)に月産43機とした後、10-12月期に45機へ到達する見通し。
一方、ワイドボディー機(双通路機)の計画は変更なし。日本では日本航空(JAL/JL、9201)が導入している大型機A350は月産5機程度、デルタ航空(DAL/DL)などが発注している中型機A330は月産2機程度としている。総2階建ての超大型機A380は、最多発注社であるエミレーツ航空(UAE/EK)の機体を残すのみで、年内に生産完了となる。
また、100-160席クラスの小型機A220(旧ボンバルディアCシリーズ)は、1-3月期(第1四半期)末から計画通り月産4機から5機に増産する。
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