政府が1月7日午後、東京と神奈川、千葉、埼玉の1都3県を対象に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の特別措置法に基づく緊急事態宣言を出したことを受け、国内の航空会社も運航計画の見直しを進めている。全日本空輸(ANA/NH)と日本航空(JAL/JL、9201)は払戻手数料を期間中免除し、8日に今後の追加減便の発表を予定している。
緊急事態宣言の期間は、あす8日から2月7日まで。ANAによると、1月15日から31日までの減便など国内線運航計画の発表を8日に予定しているという。また、緊急事態宣言の発出に伴い、取消手数料と払戻手数料の免除を8日の払い戻し分から適用する。免除対象の路線は、ANAが運航する国内線全路線で、搭乗期間は8日から2月7日まで。発券日は問わない。ANAでは現在、取消手数料を払い戻し時に徴収しているが、旅程を変更した場合は徴収していない。
JALによると、1月13日から31日までの減便など国内線運航計画を8日に発表予定で、払戻手数料の免除を8日の払い戻し分から適用する。免除対象の路線は、JALが運航する国内線全路線で、搭乗期間は8日から2月7日まで。発券日は問わない。JALでは現在、取消手数料は徴収していない。
2月の国内線の運休や減便は、ANAは1月14日、JALは1月中旬に発表を予定している。
関連リンク
全日本空輸
・JALの国内線、1月減便率40%に 71路線3567便減便(21年1月8日)
・ANAの国内線、1月減便率35%に 60路線2698便減便(21年1月8日)
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