国の運輸安全委員会(JTSB)は、日本航空(JAL/JL、9201)の那覇発羽田行きJL904便(ボーイング777-200型機、登録記号JA8978)で12月4日に起きた左エンジン損傷について、破損した2枚のファンブレードのうち、1枚に疲労破壊の特徴である模様がみられたことを明らかにした。もう1枚は同様の模様は確認できなかったという。
—記事の概要—
・疲労破壊の特徴確認
・PW4000搭載他機は問題なし
疲労破壊の特徴確認
当該機は、米プラット&ホイットニー(PW)製エンジンPW4000シリーズのPW4074を左右に1基ずつ計2基搭載。那覇空港へ戻った後の検査で、左エンジンに22枚あるファンブレードのうち2枚に損傷が見つかった。
JTSBによると、2枚のうち16番ブレードは根元付近から、15番ブレードが中ほどから破損していた。16番の破面には、疲労破壊の特徴である貝殻状の模様「ビーチマーク」と、放射状の模様「ラジアルマーク」が確認できたが、15番の破面にこれらの模様は確認できなかったという。
左エンジンのファンブレードの総使用時間は
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