エアバスは現地時間6月11日、開発中の中型機A350 XWBの初飛行を14日に行う予定だと発表した。
天候に問題がなければ、飛行テスト用初号機(MSN1)は14日午前10時ごろ(日本時間午後5時ごろ)にトゥールーズ・ブラニャック空港を離陸する予定。
飛行テストチームは現在、14日の初飛行実施に向けて最終チェックを行っている。A350 XWBに装備されている英ロールス・ロイス製トレントXWBエンジンの始動テストは6月2日に終え、その他の初飛行前テストも終了している。
エアバスでは、A350 XWBは同サイズの競合機と比べて燃費と二酸化炭素排出量を25%削減できるとしている。航空会社への初号機の引き渡しは2014年後半の予定。これまでに33社から613機の受注を獲得している。
A350 XWBファミリーは3機種で構成。座席数は標準の3クラス仕様でA350-800が270席、A350-900が314席、A350-1000は350席となる。