スターフライヤー(SFJ/7G、9206)は、第三者割当などで最大110億円を調達すると12月25日に発表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で債務超過に陥る可能性があったが、投資ファンドのアドバンテッジアドバイザーズ(東京・港区)や、筆頭株主であるANAホールディングス(ANAHD、9202)などが増資を引き受けることで当面は回避できる見通し。
ANAHDは持株会社へ移行前の2012年12月に、米国のベンチャーキャピタルファンドから株主を取得して筆頭株主になった。
—記事の概要—
・構造改革・IT刷新資金に
・A320を1機減12機体制
構造改革・IT刷新資金に

第三者割当増資を実施するスターフライヤー=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
臨時株主総会を2021年3月2日に開き、議決権のない2種類の優先株を発行。払込期日は同9日としている。国内の投資ファンド、アドバンテッジパートナーズグループのアドバンテッジアドバイザーズが運営するIXGSがA種株を55億円分、B種株をANAHDが15億円分