日本航空(JAL/JL、9201)の100%子会社で中長距離国際線LCCのZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)は12月19日、成田-ホノルル線を開設した。初便のホノルル行きZG2便(ボーイング787-8型機、登録記号JA825J)は乗客26人(幼児なし)と乗員11人(パイロット3人、客室乗務員8人)、貨物14トンを乗せ、午後8時9分に成田空港を出発し、同32分にA滑走路(RWY34L)から離陸した。同社にとって初の「ETOPS運航」となり、目標とする米国西海岸就航へ弾みをつけた。
—記事の概要—
・ビジネスはフルフラット
・バンコク・ソウルと異なる貨物需要
*写真16枚
ビジネスはフルフラット
成田-ホノルル線は当初、就航初日から1月末までの期間中に16往復運航予定だったが、予約が初動でゼロだった3往復は運休し、13往復に減便した。2月は旅客や貨物の需要を見て決める方針で、ZIPAIRの西田真吾社長によると、当面は週7往復(1日1往復)の計画に対して不定期運航になるという。
機材はボーイング787-8型機で、座席数は2クラス290席、フルフラットシートを採用したビジネスクラスにあたる「ZIP Full-Flat(ジップ・フルフラット)」が18席、エコノミークラス「Standard(スタンダード)」が272席となる。機内のお披露目は2019年12月18日に行われ、その1年後に西海岸就航の前哨戦となるホノルル就航を果たした。
運航スケジュールは、ホノルル行きZG2便は成田を午後8時15分に出発し、午前7時55分に着く。成田行きZG1便は午前9時55分にホノルルを出発し、翌日午後2時30分に到着する。1月末までは毎週土曜日に運航し、このほか年末年始や連休など高需要期を中心に12月は5往復、1月は4往復を計画する。
成田発の運賃
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