丸紅(8002)と丸紅米国は6月7日、米コネチカット州の大手航空機リース会社エアキャッスル(Aircastle Limited)に資本参加することで合意したと発表した。同社の株式約15.25%を、第三者割当増資の引き受けにより約2億900万ドル(約206億円)で取得する。
エアキャッスルは2013年3月末時点でボーイング737型機やエアバスA320型機、ボーイング767型機など158機を保有。デルタ航空(DAL)やエミレーツ航空(UAE)など世界36カ国66社に対し、航空機のオペレーティングリース事業を行っている。
航空旅客需要は新興国を中心に増加しており、航空機のリース需要も増加が期待される。
丸紅グループは旅客機やビジネスジェット機、航空機用エンジンの販売代理店と、航空機関連機材の開発投資や航空機のオペレーティングリース、エンジンリース、空港のグランドハンドリング業務などを手がけており、昨年6月には米国の航空機用部品事業者「マゼラン・アビエーショングループ」に出資。中古機解体や部品販売事業にも参入している。
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