スターフライヤー(SFJ/7G、9206)は、羽田空港第1ターミナルで機体の右側ドアを使って乗客が乗り降りする運用を夏ダイヤ最終日の10月24日で終えた。第2ターミナル発着の羽田-関西線、山口宇部線の機体が第1ターミナルの駐機場を使う際の運用で、国内の定期便では唯一右側のドアを乗降用に使っていた。
民間機による旅客便では、通常は進行方向左側のドアを使用して乗客が乗降する。船の慣習から引き継がれたもので、PBB(搭乗橋)も左舷に装着するようになっており、右側のドアは機内食の積み込みなど業務に使用する。
スターフライヤーの羽田発着便は4路線あり、24日までは北九州線と福岡線が1タミ、関西線と山口宇部線が2タミ発着だった。右舷前方「R1」ドアを使った乗降は、スポット(駐機場)の運用の関係で冬ダイヤ初日の2016年10月30日から開始した。
2タミ発着だった関西線と山口宇部線のうち、1タミの1番スポット発着の機体を使って運航する便がR1ドア運用になった。出発便の乗客は2タミでチェックイン後、連絡バスで機側まで移動し、R1ドアから搭乗する。到着便の乗客はR1ドアから降機後、バスで2タミへ向かう。
取材した22日は、乗客88人(幼児なし)がエアバスA320型機のR1ドアから搭乗した関西空港行き7G29便(A320、登録記号JA09MC)が午後9時34分に1番スポットを出発すると、山口宇部発7G16便(A320、JA25MC)がわずか3分後の午後9時37分に入れ替わりで到着。R1ドアから降りた乗客109人(幼児なし)は、3台のバスに乗って2タミに向かった。
25日からは、羽田4路線すべてが1タミに集約されたため、R1ドア運用は終了。これまでスターフライヤーが1タミで使用する搭乗口は1番と2番だったが、25日からは3番も加わった。国内唯一の変わった搭乗方法は、ターミナル集約によって4年間の運用を終えた。
*写真は22枚(関西行き7G29便→山口宇部発7G16便の順)。
*動画はこちら。
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