ANA、羽田－サンフランシスコ12月就航　NYも再開

　全日本空輸（ANA/NH）は10月26日、国際線の運航計画を追加で見直したと発表した。11月1日から2021年1月31日までが対象で、11月は羽田－デリー線の臨時便を1往復のみ運航する。12月には、就航が延期となっていた羽田－サンフランシスコ線を8カ月遅れで開設するほか、羽田－ニューヨーク線を再開する。

12月に羽田－サンフランシスコ線を開設するANA＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　11月は計画していた75路線5366便のうち86％にあたる73路線4604便を運休・減便。新たに発表した復便は3路線18便で、羽田－デリー線は25日の羽田発と26日の現地発を運航する。新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の隔離期間を相互に免除する「エアトラベルバブル」をインド政府が設定したことにより、臨時便として運航する。デリー線は12月以降も週1往復を継続。羽田発は12月5日と1月2日を除く土曜、現地発は12月6日と1月3日を除く日曜に、それぞれ運航する。

　11月は成田－ヤンゴン線と成田－バンコク線の2路線も追加。いずれも現地発のみの片道となる。ヤンゴン発は4日と7日、11日、13日、14日、18日、20日、21日、26日に運航。バンコク発は14日まで火曜と水曜、土曜の週3便で、15日以降は週7便運航する。

　12月1日からの追加発表分のうち通常運航となるのは、週7往復の成田－シカゴ線（NH12/11）と成田－メキシコシティ線（NH180/179）、羽田－ロサンゼルス線（NH106/105）の3路線のみ。メキシコシティ線はこれまでの週6往復から、羽田－ロサンゼルス線は週3往復から増便し、通常の便数で運航する。一方で11月まで週7往復を通常運航していた成田－ロサンゼルス線（NH6/5）は、1月18日以降は週4往復に減便する。

　12月は75路線5543便のうち83％にあたる72路線4603便を運休・減便。1月は75路線5546便のうち83％にあたる73路線4623便が運休・減便となる。

　羽田－サンフランシスコ線は、12月1日から週2往復で開設。羽田発は火曜と土曜、現地発は水曜と日曜に設定する。当初、今年夏ダイヤ期初の3月29日に就航を計画していたものの、新型コロナの影響により延期していた。

　羽田－ニューヨーク線は12月1日から週3往復で再開する。一方で週5往復運航する成田－ニューヨーク線は、12月30日以降の成田発から週3往復に減便する。

　羽田－シアトル線と成田－ブリュッセル線は、年末年始の需要を見込み、1月末までの期間内で4往復ずつ運航する。羽田－ホノルル線も期間内4往復のみ運航する。

　このほか、夏ダイヤで開設予定だった羽田－青島とサンノゼの2路線は、2月1日の開設に延期。羽田－ロサンゼルスとシドニーの既存2路線の増便も2月1日に延期となった。羽田－深センとストックホルム、ミラノ、イスタンブール、モスクワの5路線は、開設時期を未定としている。

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