全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は10月23日、27日に開く事業構造改革の発表会見にANAHDの片野坂真哉社長が登壇すると発表した。当初は登壇を予定しておらず、芝田浩二常務が説明することになっていた。
事業構造改革では、50機以上保有する大型機ボーイング777型機の半減や、傘下のピーチ・アビエーション(APJ/MM)とANAのコードシェアによる事実上の路線移管などが発表される見通し。また、エアバス側から受領延期の期限である10月に引き取りを求められている、総2階建ての超大型機エアバスA380型機の3号機(登録記号JA383A)の扱いにも注目が集まる。
早期退職や兼業の範囲拡大といった雇用対策についても説明する。
同日発表の2020年4-9月期(21年3月期第2四半期)決算の発表は、当初の予定通り福澤一郎常務が登壇する。ANAHDでは決算発表の際、本決算も含めアナリスト向け説明会には片野坂社長、報道機関向けの会見には福澤常務が登壇している。
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全日本空輸
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