エアライン, ボーイング, 機体 — 2020年10月15日 08:57 JST

デルタ航空、25年末までに383機退役 767や777、CRJ

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 デルタ航空(DAL/DL)は、経年機の退役を加速させる。これまでもマクドネル・ダグラス(現ボーイング)MD-88型機やMD-90などを6月に退役させ、ボーイング777型機を年末までに退役させることを発表しているが、2025年末までに400機近くを退役させる。

25年末までに退役するデルタ航空の767=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、デルタ航空は47機のMD-88と26機のMD-90、10機のエアバスA320型機、7機の767-300ERを6月に退役させ、9月には737-700を10機退役させた。12月までには、10機の777-200LRと8機の777-200ERの計18機ををすべて退役させ、後継のエアバスA350-900型機に置き換える。

 現地時間10月13日に発表した退役計画では、2023年末までにリージョナルジェット機のボンバルディア(現MHIRJ)CRJ200を125機、2025年末までに91機の717(旧MD-95)と49機の767-300ERを退役させる。

 6月から始まった退役計画では、2025年末までに383機を退役させ、経年機の一掃により運航コストを削減する。

関連リンク
デルタ航空

デルタ航空のA330neo、中部に10月17日飛来(20年10月14日)
デルタ航空、777を20年末退役へ 後継A350で運航費用削減(20年5月14日)
デルタ航空、MD-88とMD-90退役前倒し 新型コロナで6月に(20年5月2日)
アメリカン航空、757やA330など5機種退役 767とE190、CRJも(20年5月3日)