アラスカ航空(ASA/AS)は現地時間10月12日、航空連合「ワンワールド」へ2021年3月31日に加盟することを明らかにした。ワンワールドは日本航空(JAL/JL、9201)やアメリカン航空(AAL/AA)などが加盟しており、今年2月の発表では2021年夏まで、7月の発表では年内の加盟を目指すとしていた。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による需要減退などもあり、加盟社間で提携強化を急ぐ狙いがあるものの、システムの変更などに時間を要しているとみられる。
アラスカ航空は、1932年設立。ワシントン州シアトルを本拠地とし、北米を中心に117都市に就航している。アラスカ航空が航空連合に加盟するのは初めてで、ワンワールドからは7月23日に加盟に向けた公式な招待を受けた。
JALとはコードシェアを2016年6月から実施しており、2019年4月にはJALの成田-シアトル線が就航したことで、日本から米国各地への接続が強化された。
2月の発表では、アメリカン航空が10月にシアトル-ベンガルール(バンガロール)線を、2021年3月にシアトル-ロンドン線を開設予定で、アラスカ航空と国際線の強化する計画を進めている。
ワンワールドは1999年2月設立で、現在は13社が加盟。北米ではアメリカン航空、欧州はブリティッシュ・エアウェイズ(BAW/BA)とフィンエアー(FIN/AY、フィンランド)、イベリア航空(IBE/IB、スペイン)、S7航空(SBI/S7、ロシア)、アジアはJALとキャセイパシフィック航空(CPA/CX、香港)、マレーシア航空(MAS/MH)、スリランカ航空(ALK/UL)、オセアニアはカンタス航空(QFA/QF、豪)、中東はカタール航空(QTR/QR)とロイヤル・ヨルダン航空(RJA/RJ)が加盟しており、4月にはアフリカ初のロイヤル・エア・モロッコ(RAM/AT)が加わった。一方で、南米のラタム航空(LAN/LA、チリ)が4月30日をもって脱退している。
2018年12月からは、会員制の新プラットフォーム「ワンワールド・コネクト」を導入。最初のパートナーとなったのはフィジー・エアウェイズ(FJI/FJ)で、ファーストクラスやビジネスクラスの乗客がワンワールド加盟社が運営する空港ラウンジや、優先搭乗制度を利用できる。
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Alaska Airlines
ワンワールド・アライアンス
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