一般財団法人日本航空協会が運営する航空図書館(東京・新橋)は10月9日、全日本空輸(ANA/NH)のボーイング777-200ER型機(登録番号JA745A)に搭載されていたシートを館内に設置したと発表した。誰でも無料で入館できる。
設置されたシートは、独レカロ製の国内線普通席。1組2席で救命胴衣も付いており、カーペットやシートレールも旅客機用の本物を使用している。カーペットには機体の登録記号や部品番号などが入ったプレートが取り付けられた。
航空図書館は、1919年に同協会の前身である帝国飛行協会に設けられた「飛行文庫」が発展し、1955年に開館したもので、現在は航空会館6階にある。蔵書は倉庫保管分も含めて約5万冊あり、IATA(国際航空運送協会)などが発行する統計資料や、同館にしかない貴重書籍、各航空会社の機内誌など、和洋の航空宇宙関連図書を収蔵している。
開館時間は、月曜から金曜の午前10時30分から午後4時まで。
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